狭小8坪の一戸建てを広々させる技、女性一級建築士の木村真理子さんの家

スポンサーリンク


テレビ番組「ヒルナンデス」の
女性一級建築士のお宅覗くんデス』のコーナー。

4月18日の放送は、
女性一級建築士の木村真理子さんのお宅が紹介されていました。

木村さんの事務所「木村建築研究室」↓

TOP

「木村建築研究室」のブログ↓

木村建築研究室_Blog - ☆お知らせ⇒
住まいは人を映す鏡。地域や暮らしを楽しみ大切に、人々の関係がうまくいくよう心掛ける住まいや家づくりは、まちもひとも気持ちよくしてくれます。そんな設計事務所の仕事や活動、思いや日常をブログに綴ります。

木村さんのお宅は、築32年の一戸建て。
建坪はなんと8坪!
8坪というと駐車場(広めの駐車場かな)2台分くらいの広さだそうです。

よく1坪は畳2枚分と言いますから、
単純に1階の広さは16帖ってことですね。
2階建てなので延べ床面積は、
8坪×2で16坪(52.8平米)ってことでしょうか。

建築費用は1280万円だったそうです。
しかし、32年前の金額でしょうから、
今だと幾らになるのかな?
費用はあまり参考にならないかもしれないけど、
狭小住宅をいかにして広く見せるかのワザはためになりそう。

スポンサーリンク


木村真理子さんの8坪の家を広く見せる技

木村さんがお住まいの地区は建蔽率が40%だそうです。
なので土地が20坪だったら、建坪は8坪になります。

出窓を取り入れて広く見せている

木村邸では出窓を取り入れています。
特に2階は3方ぐるっと出窓があります。(お家は真四角に近い家です。)

出窓は、

「出窓は高さ30センチ以上奥行き50センチ未満だと建坪に含まれない」

という決まりがあるそうです。

リビングでは出窓をベンチに利用したり、棚を作ったりしています。
エアコンも出窓の棚に収まっています。

作り付けの家具を採用

木村邸には家具が見当たりません。
ソファア、ダイニングテーブル、キッチン収納、本棚などほとんどが建築時に一緒に作ってもらったもの。

オーダーメイドの家具よりも家を建ててもらう時に一緒に作ってもらう方が安く仕上げられるそうです。

あくまでもオーダーメイドの家具との比較なので、
ニトリやIKEAの家具と比べたらどうなのか?

ただ、作り付けの家具の方が地震の時安心です。

窓の框(枠)を見えないように作っている

リビングの2面は全て窓です。
ですが、窓枠が見えません。上下とも壁に隠れています。
ブラインドの枠も隠れています。

窓枠が見えないことでガラス面が広く見えます。

夏と冬にはポリカーボネート板を窓と同じ大きさに切ってもらって、はめ込んで使っているそうです。
ポリカーボネート板は断熱効果があるそうです。

キッチン収納の扉、引き出しの工夫

キッチンは対面式でL字型。背面が収納になっています。
リビングから見える収納の扉にはつまみ(取っ手)が付いていません。
でも、見えない下半分くらいには小さなつまみ(取っ手)が付いています。
つまみ(取っ手)がない扉タイプは、
手を入れる部分が必要になるのでそれだけ余分な広さが必要です。
大体4~5cmくらい必要だそうです。

しかし、リビングから見える収納はスッキリと見せたいので、つまみ(取っ手)なしの扉を採用しています。

手を入れる部分に4~5cmも必要なのかな?
と思いましたが、32年前には扉や引き出しの種類が
それほどなかったのかもしれません。

パントリーに洗濯機と乾燥機

キッチンの横に扉があり、開けるとパントリーになっていました。

ここも出窓を利用して棚を作っています。
ここには洗濯機と乾燥機も設置されていて家事動線が楽です。

スポンサーリンク


キッチンの上はロフト

キッチンの上はロフトになっていて、荷物置き場になっています。
ロフトの床には直径10センチくらいの穴が開いていて(5個くらい)、普段は丸い不透明のプラ板が置かれています。

ロフトの窓に陽が差し込むと、
そこからキッチンへ明かりが流れるそうです。
キッチンは、天気が良いと昼間は電気がいらないそうですよ。

洗面台の下の収納を無くす

1階にある洗面所にはトイレもあります。
広く見せるために洗面台の下の収納は付けていません。
その代り、鏡の裏に収納を作りましたが、この場所もなんと出窓です。

お風呂の浴槽を10cm下げている

洗面所横の浴室は浴槽を平均的な高さより10cm低くしています。
そのことで浴槽の床との差が縮まり、浴室が広く見えます。

浴槽を10センチ低く設置して、浴室を広く感じさせる。

また、浴室の窓は出窓を利用し、
壁を斜めにすることで窓から光が沢山差し込む工夫がされています。

窓を斜めに設置することで光を多く取り入られる。

壁を利用した収納

水回りの隣りにある寝室との壁に本棚を作っています(寝室側に)。
寝室の隣の書斎との壁にも収納棚を作っています。

外観と建て方の工夫

あえて道路に対して斜めに家が建っています。
これはお隣との窓の位置をずらす工夫です。

隣の家に対して斜めに立てることで、窓の位置がずれて視線をずらすことができる。

斜めになっている部分に、
駐車場とテラス(駐車場とは反対方向)を作っています。

テラスに使っている材は「サワラの赤身」だそうです。
水に強い素材だそうです。

外壁は1階がコンクリート打ちっぱなしで、
2階の外壁は鉄板(亜鉛メッキ鉄板)です。

全てコンクリートにするよりも100万円くらいコストカットだそうです。

亜鉛メッキ鉄板はガルバリウム鋼板のように見えます。
32年前とは思えないシンプルなお洒落な外観です。

木村邸の間取り

1階:玄関、寝室(約6帖)、洗面所(約1.5帖)、浴室(約1.5帖)書斎
2階:リビングダイニング(約10帖)、キッチン(約4帖)、パントリー(約1帖)
建築費用は1280万円(32年前)